はじめに
(ママ)「早くして!」「まだご飯食べてる…!」
朝から晩まで、時間と戦う毎日、本当にお疲れさまです。育児と仕事に追われ、「正社員」という肩書きとは裏腹に、心も体もボロボロ。そんな風に感じることありませんか?
当時私は、2歳の娘を育てながら時短勤務で働く32歳のママでした。手取りは12万8千円。夫はいつも帰りが遅く、平日の育児はワンオペ。
「正社員辞めたくないけど、この状況は辛い。手取りが減ってもいいから時間にゆとりを持てるパートにしてもいいかも…」
この悩み、ずるずる引きずってしまいますよね。葛藤していた私が、最終的にどんな選択をしたのか、そしてその決断に至るまでの道のりをお話しします。この記事が、あなたの心のモヤモヤを晴らすヒントになれば嬉しいです。
時短正社員を選んだ理由と、現実に直面した壁
育児との両立を期待していた時短勤務。いざ復帰してみると…
娘が1歳半になり、育休から職場に復帰しました。周りの時短ママたちを見て、自分も「仕事と育児を両立できるはず!」と期待に胸を膨らませていました。
会社の方針で、週5日、9時半から16時半までの勤務。これなら朝も少しゆっくりできるし、お迎えの時間にも余裕があるだろうと思っていました。
でも、現実は甘くありませんでした。
朝は6時に起きて、娘の朝ごはん、着替え、自分の身支度。保育園の準備をして、8時半には家を出ます。
仕事中は限られた時間で成果を出さなきゃというプレッシャーで、ランチもそそくさと済ませる日々。16時半にダッシュで退社し、保育園にお迎え。帰宅は17時半を過ぎる。そこから怒涛のワンオペ家事・育児が始まります。夕飯の準備、お風呂、寝かしつけ…。娘が寝る21時頃には、私もクタクタで動けません。
正直、朝6時半から夜20時頃まで、会社の昼休憩以外はほとんど座る暇もありませんでした。
夫はワンオペの大変さをわかってくれない?平日のタイムスケジュール
我が家の平日はこんな感じです。
- 6:00 起床・自分の身支度
- 6:40 娘を起こす
- 7:00 朝食や娘の登園準備
- 8:00 保育園へ出発
- 9:10 会社に到着
- 9:30-16:30 仕事
- 17:30 保育園お迎え
- 17:50 帰宅・夕食準備
- 18:30 娘と夕食・片付け
- 19:30 お風呂
- 20:30 子供と遊ぶ
- 21:00 寝かしつけ
- 22:00 寝落ちor家事
夫は朝7時半には家を出て、帰宅は20時頃。平日は娘が起きている時間にはほとんど家にいません。
家事も育児も私一人。疲労がピークになると、夫の何気ない一言にもイライラしてしまう自分が嫌でした。
手取り12万円台の現実。家計は夫の給料で成り立っている
時短勤務になって、基本給は16万円。そこから社会保険料や税金が引かれ、手元に残るのは12万8千円ほどです。残業もなしで正直パートでも稼げてしまう額で、この時の私の稼ぎはほぼ全額貯金。夫の給料でほとんどやりくりしていました。
当時の我が家の家計簿はこんな感じ。
夫の給料: 33万円
私の給料: 12万8千円
合計手取り: 約45万8千円
住宅ローン: 10万円
食費: 8万円
光熱費・通信費: 3万円
保育園代: 4.5万円
その他雑費: 5万円
支出: 約30万5千円
貯金に回せる分は回して、今後の教育費やローンの支払いの将来の資金へと考えていました。経済的には問題はないが、大きな余裕は無い状況。。。
扶養内パートというもう一つの選択肢を検討する
毎日へとへとになりながら、手取りの少なさに悩む日々。ある日、ふと「パート」という選択肢が頭をよぎりました。
正社員を辞めてたら手取り-4万円。それでもパートを選ぶメリットは?
近所のパート求人を見てみると、時給1,100円で週3~4日、9時〜16時の勤務。これなら通勤時間も短く、平日に1日仕事がオフで身体的な負担もかなり減らせることを知りました。それとともに、扶養内の月8万8千円上限で働いた場合、手取りは正社員の時より約4万円減ることも知る。
でも、その4万円で得られるものって何だろう?
- ワンオペ育児の時間制限から解放: 勤務時間が短くなり、家事の負担を減らせる。
- 心のゆとり: 心身ともに疲れが減り、イライラすることが少なくなる。
- 自分の時間: 娘のお昼寝中など、少しだけ自分のための時間を確保できるかも。
お金は減るけれど、それと引き換えに「心と体のゆとり」が手に入る。この考えが、私の中でどんどん大きくなっていきました。
時短勤務と扶養内パートの働き方を比較。心と体のゆとりは?
項目 | 時短勤務正社員 | 扶養内パート |
勤務時間 | 9:30-16:30 週5日 | 9:00-16:00 週3-4日 |
通勤時間 | 往復40分 | 往復20分 |
手取り月収 | 約12万8千円 | 約8万8千円 |
得られるもの | 正社員の肩書き、 安定した収入、将来の保証 | 心と体のゆとり、時間的余裕 |
扶養内パートへの転職。求人探しや面接で注意したこと
パートへの転職を決意した私は、求人サイトで情報収集を始めました。特に注意したのは以下の点です。
- 勤務時間・日数: 週3〜4日で、9時〜16時まで働ける職場を優先的に探しました。
- 子供の急な病気への理解: 面接で「子供が熱を出した際はどうすればいいですか?」と聞き、子供のいるママに理解がある職場かを確認しました。
- 通勤時間: 自宅からなるべく近い場所を選び、通勤の負担を減らすことを最優先にしました。
結局、私が選んだ道と、今同じ悩みを抱えるあなたへ
正社員orパート。最終的に私が出した答え
結論から言うと、私はパートになることを決意しました。
もちろん、4万円の手取りが減るのは痛い。でも、毎日イライラしている私を見て、家庭内はピリピリ。夫や娘は本当に幸せなのかな?と自問自答したんです。お金の心配よりも、心にゆとりを持って笑顔で家族と接すること。それが今の私にとって、一番大切なことだと気づきました。
大切なのはお金だけじゃない。自分にとっての幸せとは?
「正社員の安定した収入」を手放すことに抵抗がないわけではありませんでした。とーっても悩みました。でも、手取りが少し減っても、心と体のゆとりが生まれることで、家族みんなが笑顔で過ごせるなら、それはお金には変えられない価値があると思ったのです。
もちろん、正社員を続けながら実家やサービスなどを利用し、工夫して乗り越える方もいます。どれが正解ということはありません。
結論:迷う時間は無駄じゃない。後悔しないためのヒント
もし今あなたが、時短勤務を続けるか、パートに転職するかで悩んでいるなら、その時間は決して無駄ではありません。 大切なのは、「何が一番、自分と家族にとって幸せなのか?」をじっくり考えることです。
- パートになった場合、本当に得られるものは何か?(お金以外の価値)
- 逆に、正社員を続けた場合、失うものは何か?(心のゆとりや健康など)
この2つを具体的に書き出して、天秤にかけてみてください。
私もたくさんの悩んだ末に、パートという道を選びました。そして、今では朝も心穏やかに娘と向き合える時間が増えました。
この記事が、あなたの答えを出すヒントになれば幸いです^^
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